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カッコいい農業って?
その後、定期的に家倉さんのところへ通うようになり、成長してゆく田んぼの説明をしてもらいました。カエルやメダカといった生き物がたくさん生息する田んぼは、苗から丹精こめて育てます。彼の、日々自然と格闘しながら大地に根ざして生きる姿は感動的で、都会では決して出会う事のない「昔の日本人」に見えました。
そんな彼にも悩みがありました。今では変わってきていますが、少し前まで世間一般では「農業=カッコ悪い」と言われていたからです。家倉さんはこう続けました。もちろんお米は売りたい。でも「もうかる農業」よりも、「農業を憧れの仕事」にすることが重要なのだ、と。実際、都市と農村の断絶から生まれた偏見が、若者の農村離れを作った原因の一つかもしれません。しかし「農業をカッコ良くする」って一体どうすればいいのでしょう?
わたしには、農地での家倉さんの佇まいはとてもクリエィティブでアーティストのように見えました。この姿をもっと都市部の人達に見てもらったらいいのではないか…と。
また、滋賀県が地産地消を提唱していたこともあって、彼の活動範囲は地元長浜市内を出たことがなく、県外の都市部に物産をアピールした経験もありませんでした。つまり、わたしが農村を知らなかったように、彼も都市の事情をほとんど知らなかったのです。(M)

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農家さんのお友達はいますか?
はじめまして。わたしはカメラマンのMOTOKOと申します。農家アートの発起人です。わたしは普段東京で写真活動をしています。2000年以降、仕事で地方に行く毎にその荒廃ぶりを目の当たりにして、ぼんやりとどうしたらいいか考えるようになりました。そのうち、いつまで続くかわらない「日本の風景」を残しておきたい、と思うようになりました。拠点にするべき場所を求めて日本全国旅をした結果、行き着いたのが地元高槻市(大阪府)にほど近い滋賀県でした。
ところでみなさんの周りに農家さんのお友達はいますか?わたしは、この旅を始めるまで一人もいませんでした。戦後の高度成長以降、どんどん都市と農村は切り離され、わたしたちの親世代には身近な存在だった農家さんは、今や遠い存在となりました。しかし、言うまでもなく、この日本の風景を守ってきたのは他でもない、農家・お百姓さんです。かつて当然のようにそこにあった原風景が急速に失われつつある現状は、われわれ日本人の心も失われているのに等しいと思います。もちろん土地、農地は所有者のものですが、日本という国、そして地球はわたしたちみんなのものです。すべてはわたしたちに還ってくるのです。
滋賀に通うようになり、最初のうちは祭りや行事といった人の集まるところに行ってました。ほどなくもっと日常、自然と携わる一次産業の人達を撮りたい思い、友人にある農家さんを紹介してもらいました。それがコネファの家倉さんとの出会いでした。 (M)
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